クルマのカッコよさを論理的に分析してみるブログ

デザインとかカタチには理由があります。

なぜCX−30のフェンダーカバーはあんなに分厚いのか

こんにちは。bakerです。

 

今回は発売直前のマツダCX−30のデザインについて

 

お話ししようと思います。

 

 

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Netcarshow

 

CX−30は現在のCX−3とCX−5の間を埋めるモデル。

 

CX−4でないのは中国向けにCX−5並みにデカい

 

クーペSUVが既にあるからですね。

 

 

CX−30は先日発売されたマツダ3にも劣らない

 

素晴らしい造形をしております。

 

面と面をつなぐ角線である相関線を持たない、

 

曲面だけで構成されているドアの断面は

 

実際よりも非常に表情が豊かで、魅力的です。

 

これはマツダモデラーさんの腕の良さに尽きると思います。

 

デザイナーがモデラーに詳細指示を出して作れる造形ではないです。

 

 

 

でも今回の話題は一点のみ。

 

なんでこんなにフェンダーカバーがぶっといの?です。

 

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Netcarshow

 

フェンダーカバーと書きましたが

 

フェンダーアーチとか、オーバーフェンダーとか

 

呼ばれ方は色々あると思いますが

 

マツダ社内ではクラッディングパネルという超わかりづらい

 

名前なのでどこのこと言ってるか推測しやすい

 

フェンダーカバーという表現にします。

 

 

 

コレが太いとなんでおかしく見えるのか。

 

 フェンダーカバーのすぐそばにはタイヤがいます。

 

タイヤの周囲を囲うようにフェンダーアーチがあるのですが

 

さらにその外にフェンダーカバーのキャラクターラインが

 

しかも車体色、黒の強いラインで走ってしまうので

 

フェンダーカバー、タイヤハウスの隙間、タイヤの黒ボリュームが

 

大きくなってホイールが負ける、タイヤが負けるという見え方に

 

変わってきます。

 

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例を挙げるとトヨタのイスト、初代NBOXとかそうでしょうか。

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Wikipedia

 

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HONDA 

 

タイヤが負けると足が小さい印象になるので

 

CX−30が狙おうとしているクーペライク、スポーティー

 

イメージから遠ざかってしまうのではと思ってしまいます。

 

 

しかし、CX−30のデザイナーさんはそれより優先させたいことが

 

あったのです。それはフェンダーのフレア面。

 

 

 

フェンダーフレアとは、車体からフェンダーの膨らみです。

 

特にその最上部の面を上向きにしたかったのです。

 

 

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Netcarshow

 

黄色い線で断面のイメージを書きました。

 

マウスで書いてるのでガタガタですみません。

 

家にも液タブ欲しい。

 

 

横幅のないクルマのフェンダーフレアの上部は

 

ほとんど側面って感じですがポルシェなどのスポーツカーの

 

フェンダーフレアの上部は空が映り込む程上を向いてます。

 

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Netcarshow

 

スケッチを見るとその狙いがさらにわかりやすい。

 

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Netcarshow

 

斜め前方から見るとフロントフェンダーからリアフェンダーまで

 

逆三角形のハイライトが強調されていると思います。

 

これはマツダ3も同じ構成です。

 

おそらくこの世代のデザインの最も重要な見せ場です。

 

ここにCピラーが斜めに接続するところ、です。

 

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Netcarshow

 

後ろにボリュームがある鋭角を前端にした三角形は

 

典型的なスピードシェイプです。

 

前からくる流れが横に広がって

 

脚がしっかりと踏ん張っている見た目になります。

 

 

でもCX−30の全幅で普通にそれをやるには寸法不足なんです。

 

なのでフェンダーカバーを厚くし、その外の板金に走るキャラクターラインも

 

同様に厚くして縦方向の落差を減らしてフレア面を上に向けているのです。

 

そうすると目一杯寝かしたCピラーの流れが生きてきます。

 

 

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Netcarshow 

 

もう100ミリ幅が大きければね、と思いますが

 

限られた寸法の中で工夫してる様子が見えてきます。

 

バランス的にはギリギリセーフ、というところで納めてるように見えます。

 

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Netcarshow

 

以前の記事にも書きましたが

 

下回りの黒い部分がクルマのボリュームを取り去り、

 

残りのボディーカラーの部分のみがまるでクーペの様に

 

見える、これがSUVデザインの人気の理由ですが

 

CX-30もしっかりとそこはおさえています。

 

その時の記事は

bakerfield.hatenablog.jp

 

 

うちも生活スタイルが合えば絶対買ってます。

 

コレでこの値段は安いと思います。間違いなく買いです。

 

こんなデザインをするデザイナー、

 

これを具現化するモデラーもすごいですが

 

こんなデザインをさせてくれるこの会社がすごいと思います。

 

今、こんな車を作れるメーカーは欧州BIG3くらいでしょう。

 

 

 

日本と欧米のデザイン開発スタイルの大きな違い

こんにちは。また放置してます。

 

今日は自動車メーカーのデザイナーと

それ以外のスタッフについて

説明しようかと思います。

 

それ以外のスタッフ、というと

どんなスタッフがいるかと言うと

 

・カラリスト

・フィジカルモデラ―

・デジタルモデラ―

・スタジオエンジニア

 

カラリスト=カラーリストで

クルマの内外装の色や表面処理を決める人たちです。

この人たちはデザイナーの部類に類します。

デザイナー何人いますか?という質問に

カラリストの人数は含まれることがほとんどです。

 

フィジカルモデラ―

主にクレイモデラーのことを指すことが多いですが

インテリア等のモデルで木型を手掛ける人や

シート等の革製品、塗装ばかり手掛ける人もいます。

 

デジタルモデラ―

作ったデザインを設計要件などを入れて

さらに精度を高める仕事が主ですが

作った形状データを使ってCGを作って

モデルの代わりに検証する仕事もあります。

 

スタジオエンジニア

設計部署からローテーションで在籍している場合が多いです。

基本的に車体設計、外装設計、内装設計がわかる人が

いると思います。デザイナーの考える形状に

部品の搭載性や成形性、法規をクリアするかなどを

気軽に確認できるような存在です。

 

で、タイトルにあるメーカーによって違う、ってやつですが

自分もすべてのメーカーに在籍していたわけではないので

外から見ると恐らくそうだ、というのもあります。

 

まずはトヨタさん。デザイナーは世界中の拠点に

合わせて1000人ほどいるそうです。

それに対し、フィジカルモデラ―はその2割ほど、

デジタルモデラ―はその半分くらいではと推測しています。

 

続いてメルセデスさん。この情報はちょっと古いのでアレですが

トヨタさんと大きく異なります。

シュトゥットガルトにあるデザインセンターの人数ですが

デザイナーはたったの25人。この数には驚きました。

 

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daimler.com

しかもすごく素敵な環境でお仕事されてます。

 

この2社の何が違うのかというと

デザイナーの守備範囲。

トヨタデザインはチーフデザイナーがいて、

その下にフロント周り、リア周り、外装、内装前回り、横、後ろ周り、

シート、といった形でそれぞれ担当デザイナーがついています。

このスタイルは国内メーカーはほぼ同じだと思います。

 

ダイムラーのデザインは

デザイナーは司令塔。25人のデザイナーに200人を超えるフィジカル、

デジタルモデラ―、カラリスト、エンジニアがチームを組んでいます。

 

トヨタ、というか国内メーカーはすべて

デザイナーが細かいディテールの形状に至るまで

設計や調達と作りやすさやコストでけんかをしながら

コントロールしていますが

ダイムラーはデザイナーは基本的な構成や考え方を示していて

各モデラ―が形状を検討し、作っていきます。

 

一昔前の国内メーカーではクレイモデラー

デザイナーが引いた図面の通りに形状を作っていく

”技能職”でした。

 

トヨタでも日産でも最近ではデザイナーが

詳細形状を考えてるのではなく、

モデラーが詳細を考えるというスタイルに

変化してきている様です。

 

メルセデスの「デザイナー25人」ってのも

アドバイススタジオの人数なんじゃないの?

と自分も思ったりするのですが

メルセデスのデザインスタジオのとこに書いてあったので

そう言ってるのですがもう少し多くないと

回らないんじゃないのか?

と思うのは日本のスタイルで仕事してるからでしょうか。。 

 

造形を気に入ったクルマを買うならブラックはもったいない

こんにちは。ご無沙汰しております。

このブログ、更新するのがすごく大変なので

気合が入った時しかやらないです。

だって保有している他のブログの何倍も労力がかかるのに

アクセスは1か月に15人くらいですから。

 

さておき、今日は色の話。

皆さんお好きなボデー、いえ、ボディーカラーはありますか。

(ボデーは自動車業界用語の呼称で他にもスポイラ、など

伸ばす表現を略して書類の手間やスペースを減らしている様です)

 

私は好きな色はありますが特定の色ではありません。

敢えて言うと中間明度の色が好きです。

 

中間明度というと意味わからんと思いますが

明るさが中くらいの色、という意味です。

例えばこういう色とか

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Netcarshow

こういう色です。

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Netcarshow

これはマットカラーですが

同じ色味のメタリックでもいいです。

明るめのガンメタまで許容します。

 

色相(赤~黄~青など色味)や

彩度(赤~茶~グレーと鮮やかさの幅)は

さほど気にしませんが鮮やか目の色が好きかもしれません。

 

好き嫌い的な言い方をしましたが

中間明度の塗装色を選ぶ理由は

 

造形の明暗をはっきり見せられるから

 

です。

 

たとえば、このクルマ。

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Netcarshow

例のオレンジとブラックで造形の見え方が全然違います。

オレンジは明るい部分から影の部分までの

コントラストが大きく、クルマのカタチがわかりやすいです。

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Netcarshow

ブラックは特有のイメージが出る一方、

周囲の映り込みが激しくなり、

造形がわかりづらくなります。

 

これがホワイトになっても

明るいところの色が飛んでしまう一方

影の部分の色が落ち切らない、コントラストの幅が

狭く見えます。

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Netcarshow

メタリック色とかパール色といった

2層、3層の色は明るさのコントラストの幅が

大きくなるので高い質感を感じるのです。

 

比較に1層のソリッドを置いてみると

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SUZUKI

ソリッドのホワイトは影が暗くならないのです。

最近は見かけませんがソリッド(1層)のブラックは

映り込みも少なく光る部分も少ないです。

 

なので私はクルマを買う際に

色を以下の基準で決めています。

 

カタチを気に入ったクルマなら中間明度の色

カタチを我慢して買うクルマなら白黒

 

白黒はカタチをよくわからなくしてくれる色、

とも言えるからです。

 

が、私は黒は買いません。

理由は洗車等メンテナンスが大変だからです。

元々中間明度の色は汚れが目立たなくてよいですが

白と黒、どっちが汚れが目立つかと言うと黒です。

経年変化でスクラッチも目立つようになりますし

黒は苦手です。

 

もう一つの理由として、黒はウィンドウグラフィックが

ひとまとまりになってしまうので

カタマリがつもり高くなってしまいます。

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TOYOTA

窓は外から黒く見えるので黒い箱になってしまいます。

どこからどこまでがタイヤかもわからなくなります。

白だと窓のグラフィックが黒く入って分断され

重心が低く見えますし、はっきりした印象が強くなります。

ただ、クロームメッキのパーツは白いとわからなくなります。

 

 

普段は好き嫌いを置いておく私ですが

色に関しては好みが強く出てしまいます。

最近で一番好きな色はというと

 

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Netcarshow

MAZDAのこの赤です。やはり。

この赤はクリア層が赤く、非常に管理が難しい色です。

それ故に明暗だけでなく深みも出るので

この色は好きです。

 

私のアテンザは1世代前の赤ですが

この色と並べられると

全然こちらにかないません。

 

と、余計な話になりましたが

今日はここまでです。

ありがとうございました。

何で中国国内メーカーのクルマはどっかでみた様なデザインなのか

今回は中国国内メーカーの話をします。

 

これを読んでいる方には今ひとつピンと来ない

話題だと思うのですが

敢えて今回この話題に切り込みます。

 

中国の自動車メーカーってご存知でしょうか。

中国にはびっくりするくらいうじゃうじゃと沢山メーカーがあります。

その数100社以上!どうしてこんなにある訳?

…。あ、この話すると長いので横に置いておきましょう。

 

中国のメーカーのクルマはどっかで見たようなクルマばかり。

一昔前はパクリデザインとか言われていたのですが

それはリバースエンジニアリングで完全コピーしてた時代の話。

 

今は欧州メーカーにいた腕のいいデザイナーを

ヘッドハントしてデザインさせており

デザインレベルも結構高いです。

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WEY

例えばこのクルマ。

長城汽車の欧州向けブランド、WEY。

ウェーイな人が乗るわけではないです。

 .....すみません。もうしません。

 

 

このクルマ、ヘッドランプもリアランプも

フォグランプに至るまでLED、オールレザーシート、

メーターも12.3インチ液晶、9インチセンターディスプレイ

20インチアルミホイール、大開口ムーンルーフ、

パワーバックドア、エンジンは2Lターボ、

4カメラ&ソナーのTOPビューモニタ、

前車追跡クルーズコントロールやレーンキープに自動ブレーキに至る

これでもかのフル装備で

なんと300万というびっくり価格。(VV7s)

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WEY

キックセンサー付きのパワーバックドアとか

400万円台のクルマがやることですよね。

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WEY

デザインも元BMWのデザイナーがディレクション

してるらしく、デザインのクオリティも

パッと見全然いいじゃん、って感じ。

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WEY

他のメーカーも見ましょうか。

こちらは上海汽車のROEWEというブランド。

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ROEWE

こちらも品質はなかなかのものです。

 


こちらは電気自動車生産世界一のBYD。

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BYD

 

 どの車もぱっと見十分なクオリティだと思います。

 

が、どうしてこんな

どっかで見たようなクルマばかりなんでしょう。

決してパクリではないとわかりますが

なんかに似てる、と感じてしまう理由があるんです。

 

それはレクサスのデザインが最近やりすぎな理由に関係します。

bakerfield.hatenablog.jp


 

それを確信したのは北京MSを訪れた際に会った

前述の上海汽車、ROEWEのデザイン部長の言葉でした。

 

その方は中国人ですが元VWのデザイナーだった方で

とても優秀な方だと思いました。が、

彼はこういったのです。

 

「どうして最近の日本車はあんなにおかしくなってしまったのだ」

 

私はすぐになぜ彼がこんな質問をしたかわかりました。

 

彼らの頭にはまだ「らしさ」を追求する発想がない。

「レクサスらしさ」、「マツダらしさ」、「ホンダらしさ」。

 

中国のカーデザインはまだ欧州のデザインを追っているだけで

ブランドのデザインを追求する姿勢が積極的ではないと感じたのです。

 

過去のイベントでホンダデザインのトップの方がいいました。

ボディーはお客様のもの、顔はブランドのもの。と。

BMWを買った人がBMWの顔を変えたりはしません。

この10年日本車はブランドのアイデンティティを追求することに

時間を費やしてきました。それを彼らは理解していないのでしょう。

 

しかしWEYの例で言うと

縦に長い長方形がWEYのアイコンです。テールランプやヘッドランプなど

各所に使われています。

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WEY

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WEY

でもアウディとかマツダみたいと言われてもしょうがない感じ。

アイデンティティの表現として弱いんです。

 

ここは推測ですが抜擢された欧州デザイナーも

当然ブランドアイデンティティが必要、と主張したと思います。

しかし経営陣がそれを許さなかったのではと推測します。

 

ROEWEのデザインも前回り違うけど

車体VWって感じのデザインですし

BYDもは顔だけすごいアイデンティティ

龍の顔ですから。

 

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でもそれでもわかりにくい。
 

その理由は中国人は手堅いコンサバなデザインを好むからだと私は推測します。

どの車もVWアウディのデザインに似ていると思いませんか。

VWみたいな、アウディみたいな欧州車、これは

過去記事にある、定番デザインなんです。

bakerfield.hatenablog.jp

 

その証拠が2つ、中国の年間ランキングの上位はVWGMです。

みなさんもこれらの車を見て、メルセデスみたい、とかBMWみたい、

とは思わなかったと思います。これらのブランドのデザインは

もっと飛躍しているから中国人好みではないんでしょう。

 

まとめますと、

 

中国車って最近すごい

けど未だどっかでみたようなクルマばかり

理由は中国人の自動車の志向は定番が好きだから

すでにあるデザインを踏襲している

 

と私は結論付けています。

 

でも、液晶テレビと同じで

「えー、これでこの値段だったらこれでいいじゃん」

という思考になり中国車を買う人がでてきて

日本車市場崩壊、ってならないといいのですが。

 

でも、液晶テレビとクルマの違いは

ヒトの命のせてヒトを殺しちゃうかもしれない製品なので

おいそれと「これでいいじゃん」とは

ならないと思いますが…。

 

10年後、どうなっているかわかりませんね。

 

追伸:どれも「パッと見」デザインのレベル高いと

書いたのは、詳細の部品デザインまで目をやると

結構雑な形状してたりすることがあるからです。

チーフデザイナーのレベルに

デザインチームが追いついていないのかも。

乗ってみると意外に広い!と思うクルマの罠

こんにちは。

乗ってみると意外に広いね!と思うクルマ、

ありますよね。

そのクルマの持つ罠についてお話しします。

 

いや、別にそのクルマに落とし穴があって

買ったらひどい目にあったわけではないんですが

大体こう言う乗ると思ったより広いという時は

デザインの仕掛けた罠にハマった場合が多いんです。

これは思っていたより広いのではなく

ホントに広いだけなんです。

「思っていたより広い」の「思っていた」が

そもそも罠で、

クルマがデザインで実際より小さいと思わされていただけです。

 

クルマを小さく見せる、あまりやらないですが

そういう手法があるんです。

 

最近の例で言うとCX–8がそうです。

CX−8は3列目に乗るとその意外な広さに驚きます。

 

こんなスタイリッシュなクルマのどこに

こんなスペースが?と思いますが

 

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Mazda

CX–8を小さく見せている犯人の1つはルーフレールです。

メーカーオプションにあるルーフレールが

実際のシルエットよりも車体を薄く見せてるのです。

ルーフレールがないとルーフ自体の輪郭線は

もっと分厚い事に気づきます。

 

ルーフモールとルーフ自体の高さを大きく変えるのは

よく行われる手法です。

 

もう一つ、ガラスのグラフィックが実際の厚みより

薄い矩形になっていてこれもキャビンが薄く見せてます。

 

もう一つの犯人はリアバンパーです。

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以前の記事でリアバンパーの黒い未塗装部分が

車体を薄く見せているという話をしましたが

このクルマも目一杯それを使ってます。

それでもかなりでかく見えるので相当デカイんでしょう。

リアバンパー下端を切り上げてやるくらい

荒技が必要だったかも知れませんがバックドア開口もあるので

今の位置がベストバランスだったのでしょう。

 

もう一台、乗ると意外に広いと評判になった

有名なクルマを紹介します。

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Car sensor  

初代ヴィッツです。

このクルマも、ホントはでかいけど

小さく見せるデザインでそう思わせているのです。

このデザインの核は側面に走るウェッジライン。

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このラインがボリュームを二分し、

クルマを小さく見せています。

乗る前に小さなクルマだなと思わせて

乗ってみると

インパネがセンターメーターで

開放感が強いので広く見える、と言う感じです。

 

別にユーザーを騙してる訳ではないのですが

デザイナーはこういった視錯覚の類を使って

見ている側に狙ったイメージを伝えます、という話でした。

デザインって好き嫌いで判断してるわけではない

今日も概論的になってしまいますが。

 

よくエンジニアの人に言われるのですが

デザインの人はカッコいい好きなデザインを

考えてりゃいいからいいねー、

なんてよく言われます。

 

デザインが好きなものばかり作ってると思ってる、

アートとごっちゃにしてる人がよく言うセリフです。

 

なぜ好きなデザインをしないのか?

としつこく聞いてきたエンジニアのおっさんがいました。

本音を言うと「あんたバカなの?」です。

デザイナーが好き嫌いでデザインしてるとか思ってるんだ。

何でわからないんだろう。

 

私が今後特定の車両を取り上げたりする際、

デザインの好き嫌いと良い悪いを分けて説明します。

デザイナーは良いデザインを目指してる訳で

好きなデザインを目指してる訳ではありません。

 

例えば、40代のおっさんデザイナーが

若い女性向けのクルマのデザインを手がける事もあります。

マイルドヤンキーユーザーを狙った

エアロパーツの用品を手がける事もあります。

必要なのはターゲットユーザーの好き嫌いであって

自分の好き嫌いは関係ありません。

好き嫌いは主観なので人によって違って当然です。

 

自分の好き嫌いでモノを作っているのはアートです。

実際絵描きでも画廊の意向、マンガ家でも編集者の意見、

商業が絡むと好き勝手作れないのがほとんどです。

アーティストとデザイナーの境界線なんてあいまいですから。

 

じゃあ、良いデザインとは何でしょう。

狙ったユーザーを惹きつける魅力を備えていて

それがユーザーに伝わるか、だと思います。

その為に必要なスタイリングがあって、

きれいな造形なのか、可愛らしいのか、

スポーティーなのか。

 

例えば。良いデザインの例。

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Renault
どんな人がどんなことに使うのか超明解です。

クルマの商品企画自体がはっきりしていて

その車のキャラクターをしっかりとスタイリングであらわしてます。

おしゃれでアウトドア志向なファミリーが乗る、

そんなにがっついて走るわけではなくいろんなものが載せられて

開放感があって・・見る人は自分に照らし合わせやすい。

このクルマはいいデザインだと思います。

 

でも私の好き嫌いでいうと、あんまり好きではないです笑

 

逆に悪いと思うデザインを拾ってみます。

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Wikipedia

2代目のマツダデミオです。

そんなにカッコ悪いデザインじゃないじゃん。と思う人も多いと思います。

ここでいう悪いデザインってのはカッコ悪いとかではなく

どうしたかったんだろうと思わせてしまうクルマです。

先代のいろいろ積めて結構便利なレイアウトを踏襲しながら

その時期のマツダデザインの方向性を盛り込んで

丸みを帯び、顔つきだけやたら鋭い。

若い女性がかわいい💛って乗るには顔が鋭いし、

その鋭い顔を受け止めるようなボディの造形でもない。

うまくバランスをとって仕立ててありますが

当時の商品企画とデザイン戦略のアンマッチが垣間見える

難しいモデルです。

 

さらにミニバンのビアンテを取り上げればさらにその傾向が強まりますが

こちらを取り上げると見る方の好き嫌いが強くなってしまうので。。

2代目デミオを好き、嫌い、で評価をするとそんなに嫌いなクルマではないです。

 

すごい例で言うと逆にわかりにくくなります。

強烈なデザインで話題を呼んだFIATのムルティプラ

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Wikipedia

うええ、なんじゃこりゃカッコ悪いという思いだけが先行して

これの何がいけないのかよくわからなくなります。

でも誰が乗るんだろうと思うと全然イメージできないですよね。

ファミリーが、自分が家族でこれに乗るイメージが沸くかです。

 

でも何を伝えたかったのだろうと思うと

宇宙からやってきた宇宙船的な乗り物感を伝えたかった?

そういう意味では伝えたいことは伝えられたか。。

 

まとめ

 

デザインは好き嫌いで作ってるわけではなくて

狙ったイメージを伝えること。

伝えるためにスタイリングという手段を使っています。

なので「このクルマ、いいデザインだけど嫌い」とか

「このクルマ好きだけどあんまりいいデザインではない」

という言葉もでます。という話でした。

今回は持論ベースで書いたので反論もあるかも。

 

どうして軽の天井は違う色に塗られるようになったのか

今日は軽自動車のスーパーハイトワゴンの

天井がなぜ違う色に塗られるようになったか

という話です。

 

スーパーハイトワゴンって何?

という話ですがスーパーハイトはNBOXに代表される

やたら背が高い両側スライドドアのワゴン車を

指して言います。各社名前を挙げると

ホンダNーBOX

スズキスペーシア

ダイハツタント

日産DAYZROOX(三菱EKスペース)

の4車種です。

 

軽自動車、いえ、普通車を含めて昨年

登録台数ランキングベスト5のうち上位3台が

このスーパーハイトワゴンです。

昔の「安くて走ればいい」軽自動車のニーズとは

全く違ったジャンルのクルマだと言っていいと思います。

 

と、本題に入ります。

スーパーハイトワゴンの屋根が、最近はもはや

普通車の屋根まで違う色に塗られています。

一体何を狙って違う色に塗ってあるのか。

 

カッコいいから?なんかしっくりこないでしょう。

 

かわいいから?これも色によってしっくりこないでしょう。

 

NBOXを例に挙げてみましょう。

NBOXのツートンカラーというと青白が有名です。

マネして他のクルマも、普通車に至るまで青白にするという

鉄板ツートンカラーです。

一番初めにNBOX+でやったと記憶しています。

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価格ドットコム

これでは説明しづらいので横の絵を探します。

新旧違いますが大体言いたいことは言えます。

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Response

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Carwatch

上は新型ですがすべて青一色。

下は旧型ですが天井だけ白です。

上は天井まですべてがクルマのボディーに見えているのに対し

下はガラスから下だけがボディーに見えると思います。

そうすると不安定感のあった印象が

低重心の安定感のある印象に変わるのです。

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価格ドットコム

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HONDA

色も年式も違いますがわかると思います。

 

 

スーパーハイトワゴンはデザイン的には背が高すぎるので

背の高さを感じる一番高い位置の天井の色を塗り分けて

「上に乗っかってる別の何か」に見えるようにしてしまっています。

 

さらに

こちらに関しては容易に想像のつく点、

ある意味当たり前の事ですが

単色より複合色の方が印象付けやすいです。

軽自動車は女性ユーザーが多いです。

特にスーパーハイトは子育てママのセカンドカーが

メインターゲットなので生物学的に色彩に感度が高い

女性に対して2色のアプローチは理にかなっているのです。

 

まとめとして

軽自動車の天井が違う色に塗られているのは

背の高さをごまかすため(笑)と

2色のカラーで印象付けるため、でした。

 

最近のクルマのリア周りの流行

最近、って言ってももう5年くらい

この構成が流行って定番化してますが

リアのデザインって10年前と比べると

構成の流行りが変わってきてます。

 

2000年代後半から2010年頃までは

こんなデザインが多かったです。

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Netcarshow

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Netcarshow

2009年のCclassと308SWです。

デザインのレベルとして低くないものをチョイスしました。

次に、最近のリア周りってこんな感じです。

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Netcarshow

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Netcarshow

同じ車両の現行デザインです。 

違いが判りましたでしょうか。

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Netcarshow

違いは2つ。

リアコンビランプが横長になっている

バンパーの下半分が黒くなっている

です。

 

理由は

リアコンビランプを横長にすると幅が広く見える

リアバンパーの下半分を黒くすると幅が広く見える

からです。

 

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Netcarshow

ボディ色の部分を比較すると現行の方が

薄っぺらく見えます。=幅が広く見え、

安定感のある印象になり、

CクラスがEクラスみたいに高い車格にみえるのです。

マフラーまで横長ですよね。

 

左のCクラスは写真で影が出ているので暗く見えますが

バンパーはすべてボディー色です。

当時から薄く見せようとする今の兆候は

あったのですね。

 

なぜやらなかったかというと

金がかかるから です。

 

リアランプを横長にすると

テールゲートとボディ側の両方に

ランプをつけなければならず、その配線を

テールゲートに配置しなければなりません。

それは売価に反映され価格競争力を失う、からでした。

 

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Netcarshow

リアバンパーの下半分を黒くするにはバンパーを塗装する際に

マスキングをするか、黒い未塗装部品とに部品分割するかに

なりますが、どちらにしてもお値段に跳ね返ります。

 

横長のマフラーもそうです。

当時マフラーは丸かせいぜい四角でマフラー自体の振動と

熱からバンパーをよけるために一定の隙間が必要でしたが

上の写真ではバンパーに埋め込まれているような状態です。

マフラー自体を中に仕込んでマフラーのように見える部分は

熱除け版のような存在になっています。

より良いデザインを追求するうえで技術が歩み寄ったり、

デザインを実現するために技術が進歩したりして

今の流れが実現するようになったのです。

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Netcarshow

もう一回。

もう一つ特徴として

バンパー下が跳ね上げられています。

レースカーの空力部品でディフューザーってのが

ありますがそれをイメージして作られているものが

多いですが実際ディフューザの様に機能するものは

ほとんどなくてこの処理も車を薄く見せる

=幅広く見せるための手法です。

空力的に効果を出しているのは上の写真で言うと

両側のマフラーを結ぶシルバーのライン部の

鋭いエッジラインでしょう。

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Netcarshow

このBMWでも黒い部分の下端でつまんだような

形状がありますがこの部分が空力的な仕事をしていて

黒い部分はボディを薄く見せるための手法です。

 

でも、これももう5年以上流行っているので

そろそろ反動が来ます。

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Netcarshow

新しいBMW3はバンパーを薄く見せる

黒い処理をやめてきました。

でもリアコンビランプの赤い部分を横長の

細いグラフィックに変えて幅広感を出そうとしてます。

流行は必ず反動が来るので

今の流行りは定石化しつつ

新しい流行が現れるでしょう。

 

ここまで横長=幅広の話をすると気づく方も

いらっしゃるかもしれません。

日本のナンバープレートより欧州の横長ナンバーの方が

カッコよく見えるのです笑

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Autoc-one

さんざん欧州プレートの写真を見てきたので

わかりやすいかと思います。

日本のナンバーも横長になってほしいですね。

 

トヨタやレクサスのデザインがやりすぎな理由

こんにちは。デリカの記事で

たくさんスターをいただいたので

がんばって1つ作りました。

 

最近のトヨタやレクサスのデザインって

やり過ぎじゃない?って思う方は多かったと思います。

 私は別にこれもアリ、だと思ってます。

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 netcarshow

でもどうして近年のトヨタのデザインは

ここまで挑戦的なデザインをする様になったのでしょう。

それには「みんなに好かれる優等生」と

「デザインの劣化」が関係してきます。

 

数年前、当時レクサスインターナショナル社長の

福市得雄氏の講演を聞きました。

現在でもトヨタデザインの中で一番偉い方です。

 

福市さん曰く、デザインを見る人の目は新しいデザインに慣れていき、

初め斬新だったデザインも定番化していく、という事でした。

メモを元に再現すると

確かこんな感じの図を使って説明されていたと思います。

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下向きの矢印が時間の流れを表していて

初め新鮮に見えたデザインも時間とともに定番化していく

という事を図に表しています。 

 

 

お客さんの期待通りのデザインをしたとしても

時間の経過とともにすぐに定番化し、コンサバとなってしまう。

LEXUSは「期待」の少し外側にある「意外」を

狙っていると。ちょうどその頃クラウンが発売された時でした。

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 Wikipedia

発売当初「え?これでいいの?」という反応でしたが

すぐに慣れました。レクサスも「意外」の外側のエッジを

狙うので人によって「変わっている」、「ヘン」の

ゾーンに落ちるのでしょう。

 

また、福市さんは「今までトヨタは誰にも好かれる優等生を目指していて、

結果つまらないデザインばかりになっていた」と話していました。

一部の人に熱狂的に愛されるデザインであっていい、

どうせやるならやりすぎるくらいでいい、と。確信犯なんですね。

福市さんの話はとても分かりやすくて面白い話でした。

 

ここからは私の持論になりますが、

これを他のメーカーで考えると面白いです。

例えば、VWなんかは期待に近い定番だと思います。

 同じ図をもう一度。

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ではなぜ魅力があるかと言うと

「定番」や「期待」の構成の中でものすごく丁寧に

バランスをとって造形されているからです。

 その為には部品の合わせ、プレスなどに

高い精度を実現する技術が必要です。

 

先日のNBOXの標準車デザインをここに当てはめると

「期待」なんでしょうね。安心できるデザイン。

bakerfield.hatenablog.jp



すぐに見慣れて定番化しますがそれもその車の魅力。

 旧型より新しく見えることが目的なので

いつまでも新しく見える必要がないのです。

 

ただ、思うのは新しさを狙ったやりすぎなデザインは

強い薬を使う事と同じで陳腐化するのも早く、

寿命の短いデザインになりがちです。

うまく定番化してくれるといいのですけどね。

と、スピンドルグリル初期のモデルの写真を置いてみます。

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新型デリカのデザインはなぜ嫌う人が多いのか

こんにちは。Bakerです。

今日は発表当時から議論を呼んでいる

三菱のデリカD:5についてお話しします。

 

デリカD:5は19年にビッグマイナーチェンジを行い、

ディーゼルエンジンの改良、8速AT、ACC等

運転サポート機能の充実など非常に大きな改良か

加えられています。

 

が、最も議論を呼んでいるのはそのデザイン。

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三菱自動車

見慣れてきつつありますがこのデザインは苦手、

という意見をよく聞きます。私もこのデザインは苦手です。

一方、近年の三菱のデザインで用いられる

ダイナミックシールドですが

例えば似たようなMPVでいうと東南アジア向けの

エクスパンダ―があります。

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三菱自動車

構成は同じなのですが全然印象が違うと思います。

こういう風なデザインだったら買うのになあ、

と思う人も少なくないのでは。

ではデリカがなぜこのようになったかを

推測してみましょう。

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三菱自動車

MC前後で横に並べてみました。

最も大きな違いはボンネットフードの上端が上がっています。

これは旧型では背の高いディーゼルエンジン

無理矢理搭載していたのですが8速ATなど変更された部品類を

搭載する為、歩行者保護対策で必要だったのだろうと思います。

もう一つ、今度は見た目の違いがあります。

旧型より新型の方が縦のラインが強い印象です。

特にヘッドライトが縦に長くなっているのが大きいです。

この縦型ヘッドライトが車幅を狭く見せ、安定感を損ねていると思います。

 

そしてもう一つ。

旧型と新型では「顔」と認識する部分が大きく異なります。

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ちょっとずれましたが。

旧型はアゴ下を顔として認識できません。

また、ボンネットフードの角から下少しの部分も。

それに対して新型は上げたフードラインからアゴ下まで

全部顔に見えます。最近流行りのアルベルの顔ですね。

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Toyota

大きな顔で威嚇するようなグラフィック。ミニバンユーザーを

多く取り込んで売り上げを上げようという考えなのでしょう。

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三菱自動車

ですが、ちょっと縦横比率が許容範囲ギリギリなのです。

なので人によって「ダメ」というコメントが出ます。

逆に許容範囲内に入りそうなのがこちら。

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三菱自動車

ekクロスです。アゴのガードの厚みが厚く、

見た人はその残りの部分を顔だと認識します。

ヘッドランプやグリルの縦幅が少し狭く、縦横比のバランスが

優しくなってます。

 

また、デリカのフロントグリルは平面的なのですが

グラフィックのアクが強く目立ちます。

しかもシルバーなのでダイナミックシールドよりも

主張してしまう時も。

 

まとめると、デリカの顔のデザインは

もうすこし縦幅を少なくすればよかったのに、

という結論になります。アンダーガードの面積を

ヘッドライトから下全部にして色を変えてやれば

ekクロスみたいに見えて印象も変わるでしょう。

 でもサイドとの関係をフォローしなければなりませんが。。